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日記 Ninth Anniversary of the Terrorist Attack

- 今日でN.Y.のワールドトレードセンターがテロで攻撃されて無くなってから9周年です。僕が海外へ行くと、その国で何か悲劇が起きるようで、1997年にイギリスに行ったときはダイアナ妃が交通事故で亡くなったし、2001年にアメリカへ留学したときは、テロが起きました。疫病神なんでしょうか。2008年にフランスに行ったときは、何も起きなかったけど。

 アメリカでテロが起こったときは、僕が行っていた州立大学では、ちょうど最初のセメスターの2週目ぐらいの授業が始まったところで、最初卒業するのに取らなければいけない授業の数を、コースカタログを読んで把握したときに、日本に電話をかけて、親に卒業するのは無理かもしれんから、帰国するなら今だけどって電話をかけたぐらい大変で、まぁ卒業できなくてもいいから、できるところまで頑張れと言われ、毎日必死にリーディング・アサインメントをやったり、ライティングをやったりしていたところで、先月まで日本でTV見ながら笑っていたのに、なんでこんな夜遅くまで、深夜遅くまで黒人奴隷が白人に痛めつけられる本やらを読んだり、フランス語の作文をせねばならんのだと思いながら、寝不足に絶えつつ学校に行っていたので、テロが起こって周りが不安におののき、悲しみに暮れ、夜には窓辺に追悼のキャンドルが点る中で、しめしめ明日は休校になったぞとほっとしていたのでした。

 その後、キャンパス内でも反戦の集会があったり、アラブ系の教授が逮捕だか尋問だかされて運動が起こったり、僕が取っていたフランス語の授業の生徒が予備役みたいなので、イラクに従軍するために授業を離れることになってお別れパーティーをしたり(って先生がドーナツ買ってきてくれて、みんなで食べただけだけど)、普段からROTCといって、予備役につきながら勉強しているような生徒(キャンパスでも迷彩服を着ている)が周りにいたりして、日本とはちょっと違うテロまでの距離感で生活していたのかなぁと思う。なんとか2年で卒業するために、夏休みも授業を取っていたのだが、そのフランス語の若い女の先生が、「彼はまだ19歳なのよ。それでも、戦争に行かなければいけないなんて…。彼は偉いわ」というようなことを言っていたのを覚えている。オバマ大統領がイラク戦争終結宣言を出したが、彼は無事で帰国したのかなぁ。まぁ、派遣は2年ぐらいだろうけど。
by tut_ankh_amen | 2010-09-11 22:12 | 日記


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